モカステッチ

いよいよ本番(展示会用サンプル)の製作に入っております!

モノがドレスシューズではなくField Bootsであるだけに、新品を展示してもリアリティがでないのでは?ということでT&Sデザイナー、山ちゃんこと山沢氏の足に合わせて作り、実際にフィールドテストで履き込んで馴染んだ「真の完成形」を展示会で見て頂くという、特別仕様でお作りしております。

今日はアッパーのモカステッチを手縫いしました。前回のモックアップでは7inchでモカ部は4mmの畝が出来るように縫いましたが、チェック時に山ちゃんからは「もう少し太く」という要望がありましたので、今回は5mm幅に変更しています。9inchにサイズアップしたこともあり、このくらいが適度だと判断しました。

さらに畝の幅だけではなく、ステッチのピッチや糸の太さもそれに合わせて変更する必要があります。ピッチを0.5mm大きくすると糸が細く見えてしまうので、3本撚りの麻糸を4本撚りに変更します。変更とはいっても「○本撚り」と都合良く問屋にあるわけではないので、5本撚りの国産麻糸を1本抜きつつ撚りを手で戻して「つくる」必要があります。下の写真は左が5本撚りの麻糸、右がそれから1本抜いた単糸です。

IMG_3206

この4本撚りの麻糸にワックス(蜜蝋、松やに、獣脂などを配合したもの)を摩擦熱で浸透させてコーティングすることで強度を上げます。

その糸を使って早速ステッチング。引く力を均等にして一針ずつ丁寧に。畝が歪まないように注意しながら縫い上げます。

IMG_3159

太めの畝&太い糸で縫われたモカ。前回よりグッとワイルドに見えると思います。何せ普段は英国的カントリーブーツを製作しているので、今回のような特殊なデザインはバランスを見る際に経験が通用しません。餅は餅屋。デザインはデザイナーに任せるのが懸命です。「うん。こっちの方がいいな。。。」と改めてデザイナー監修の靴作りの利点を感じたのでした。

 

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